シャープ、ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を産学連携開発
シャープ株式会社が、京都芸術大学と共同でウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を開発した。生成AIとのコミュニケーションを手軽に行えるデバイスで、2025年の実用化を目指す。
AIとの会話をハンズフリーで
生成AIの急速な発展に伴い、画面操作の必要性や応答までの待ち時間など、新たな課題が表出している。そこでシャープが京都芸術大学と共同開発したのが、ウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」だ。 このデバイスは、首にかけるだけで、音声による自然なAIコミュニケーションができる。内蔵マイクとカメラで周囲環境を把握し、利用者の問いかけに音声で応答する。画面を見ることなく、道案内やIoT家電の操作ができるため、従来の課題解決に加え「ながらスマホ」の防止も期待できる。
「AIスマートリンク」3つの魅力
「AIスマートリンク」の魅力は、主に3つだ。ひとつは、ハンズフリーでAIアシスタントを利用できる点。外出中や手が離せないシーンでも、AIを活用できる。 次に、シャープが開発中のエッジAI技術「CE-LLM(Communication Edge-LLM)」を搭載している点だ。状況に応じてエッジAIとクラウドAIを使い分けることで、スムーズな対話を可能にしている。 3つ目に、約100gの軽さが挙げられる。軽量なため長時間首にかけていても負担が少なく、快適に使えるのが魅力だ。 「AIスマートリンク」は2025年度の実用化を目指し、9月から京都芸術大学との実証実験も始めたという。
会社名 | シャープ株式会社 |
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代表者名 | 呉 柏 勲(代表取締役 副会長執行役員) |
事業内容 | 電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般 並びに電子部品の製造・販売等 |
所在地 | 大阪府堺市堺区匠町1番地 |
設立 | 1935年5月 |
従業員数 | https://corporate.jp.sharp/ |