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千葉県東庄町でドローンの実証実験、災害時の物資輸送へ

一般社団法人国際ドローン協会が、千葉県東庄町と共同で災害発生時の物資輸送を想定したドローンの実証実験を行った。
実験では、3km前後のルートを飛行し、発電機とガソリンの輸送が実施された。

災害時の電力供給をドローンで

実証実験は、大規模災害で道路が寸断された場合に、ドローンによる空路での物資輸送の可能性を探ることを目的としている。
東庄町では町役場と災害物資保管倉庫、そして町内すべての避難所を結ぶ物流ドローン空路が構築済みだ。8つのルートのうち、今回は優先的に支援が必要となる医療施設への物資輸送がテストされた。

輸送されたのは、電力供給に欠かせない発電機とガソリン燃料だ。総重量は30kgで、発電機が約20時間稼働できるとされている。これにより、災害時の連絡や情報収集に必須となるスマートフォン約4,800台分の充電が可能になるという。

線路上空も安全に飛行

ドローンは、町役場を起点に町内2つの医療施設への飛行を実施した。
距離はそれぞれ3.6kmと2.8kmで、線路上空を通るルートも含まれる。

発電機やガソリンのドローン輸送は、事故発生時のリスクが高いことから航空法の規制対象となっている。
実験では法律上の許可を取得したうえ、飛行高度の維持やルートの最適化によって安全な飛行を実現した。役場から医療施設までの所要時間は5分ほどで、災害時の迅速な物資輸送が期待できる結果が得られたという。

協会名一般社団法人国際ドローン協会
代表者名榎本幸太郎(代表理事)
事業内容教育&イベント・空撮&映像制作・産業&農業
所在地東京都江東区青海2丁目7-4
設立2018年11月15日
URLhttps://ida-drone.com/

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