宇宙ベンチャー「天地人」がGoogleのスタートアップ支援に採択

Googleによる日本でのスタートアップ支援「Google for Startups Residency」に、宇宙ベンチャー企業の株式会社天地人が採択された。
今後、Google for Startups Campusに招待され、製品開発の支援が提供されるという。

「Google for Startups Residency」とは

「Google for Startups」は、スタートアップや起業家の支援を目的としたGoogleの取り組みだ。
東京都渋谷区のGoogle for Startups Campus Tokyoをはじめ、世界6都市にキャンパスが設けられている。

取り組みの一環として行なわれている「Google for Startups Residency」では、スタートアップ企業を対象にGoogleの製品やサービスの提供、そして成長のサポートプログラムが展開されている。採択された企業は、各地のキャンパス内のワークスペースも提供されるという。

衛星データを社会課題の解決に活用

株式会社天地人は、JAXAの認定を受けている宇宙ベンチャーだ。
衛星データの解析・可視化を通し、地球環境をはじめとした社会課題の解決に臨む。これまでに水道事業体向けサービスや、気候変動に対応したブランド米「宇宙ビッグデータ米」などの取り組みを進めている。

同社の代表取締役社長、櫻庭康人氏は「今回の機会を通じて、渋谷というスタートアップの中心地で、多様な仲間と出会い、共に学び合うことで、私たち自身も大きく成長していきたいと考えています。Googleの社員の皆様や他のスタートアップとの交流を深めながら、地球規模の課題に挑む仲間として共創を進めていきます。」と話している。