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スーパーホテル、フロントサービスロボットの実証実験を開始

ホテル業界では、訪日外国人の増加に伴う多言語対応や、人材不足が課題となっている。 課題解決に向け、株式会社USEN-ALMEXが株式会社スーパーホテルの協力を得てフロントサービスロボット「ClerkBot」を開発した。 導入に向け、2024年9月2日(月)からスーパーホテルが運営する宿泊施設での実証実験が始まっている。

ホテルフロントサービスロボット「ClerkBot」とは

ホテルフロントサービスロボット「ClerkBot」

「ClerkBot」は、全長1,200mm、重さ60kgのスタイリッシュな外観を持つロボットだ。 10.25インチのタッチパネルやQRリーダー、サーマルプリンタなど、チェックインに必要な機能を搭載している。前方の角度可変カメラと後方3Dカメラを使ってゲストの動きを認識し、館内を自由に移動しながら多言語で案内ができる。対応言語は、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)。

「湯元『花乃井』スーパーホテル大阪天然温泉」での実証実験

湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉

2024年9月2日(月)から、ClerkBot導入のための実証実験が「湯元『花乃井』スーパーホテル大阪天然温泉」で行なわれている。ClerkBot 1台が実際にゲスト対応を行い、有用性や貢献度を計測するという。

モニター画面イメージ:朝の見送り時

実験では、ホテル錠の使い方やアメニティの案内など、6つの主要な案内対象について、音声と字幕を使って詳細な説明を行う。また日本人ゲスト向けに、USEN-ALMEXとスーパーホテルが共同開発した「モバイルチェックインシステム」を利用したセルフチェックイン機能も搭載。

モニター画面イメージ:館内案内時

ホテル館内を移動しながらの多言語案内に加え、チェックイン手続きも行えるサービスロボットの開発・運用は、日本初*1とされる。
*1USEN-ALMEX調べ
実証実験の後は、機能追加や地域・ホテル特性の考慮など、本格導入を見据えた検討へと移行予定だ。 USEN-ALMEX、スーパーホテル両社が足並みを揃え「全店に導入できるような汎用性の高いロボットを構築していく予定」だという。

実証実験の概要

期間 2024年9月2日(月)~9月15日(日)
場所 「湯元『花乃井』スーパーホテル大阪天然温泉」
所在地 大阪府大阪市西区江戸堀3-6-35
時間 「湯元『花乃井』スーパーホテル大阪天然温泉」 営業時間内

 

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