ヤフー・データソリューションが分析「今シーズン注目の温泉スポット」

LINEヤフー株式会社が、事業者向けに展開する「ヤフー・データソリューション」が、温泉地に関する分析データを発表した。「Yahoo! 検索」のビッグデータをもとに、注目が集まっている温泉地や温泉地選びのトレンドを明らかにしている。

Yahoo! での検索数が増加した温泉スポットとは

分析データは、2023年と2024年の8月から10月にかけての検索数を比較したものだ。検索者数が最も伸びた温泉地は、山形県にある白布温泉。検索者数の伸び率は123.8％で、2位の山形県・肘折温泉の115.4％に大きく差をつけた。

キーワードは「オールインクルーシブ」

また、温泉地を選ぶ際「〇〇温泉　グルメ」といったように、調べたい情報を一緒に検索する場合が多い。
そこで、「グルメ」「日帰り入浴」「宿泊先サービス」など、AIを用いた検索ワードのカテゴリ分けも行なわれた。
9つに分かれたカテゴリ別の検索数を比較すると、もっとも伸び率が高かったのが「宿泊先サービス」に関するキーワードだ。特に「〇〇温泉　オールインクルーシブ」という検索ワードは、2023年1月から3倍にまで検索者数を伸ばしていることがわかった。

オールインクルーシブとは、本来は別料金がかかる飲食費や施設利用料などのサービスをすべてまとめた料金プランのことだ。宿泊先で様々なサービスを自由に受けられるうえ、事前に総額がわかることから人気を集めている。