2025年4月に実施「大阪・関西万博の満足度調査」

2025年4月13日から10月13日まで、大阪・関西万博が開催されている。開始直後の4月18～19日、ナイル株式会社が来場者にインターネット調査を行なった。万博の満足度や、人気の施設などを発表している。

8割が「満足」と回答、日本館とアメリカ館が人気

アンケートは、万博に来場した10～60代の男女550名を対象に実施された。
万博の満足度調査では「とても満足した」が50.2％と半数を超え、「ある程度は満足した」という回答を合わせると8割以上が高評価だった。

最も楽しかった展示やイベントに関しては、日本館やアメリカ館、イタリア館などのパビリオンを挙げる人が多かった。
日本館は「火星の石」、アメリカ館は「月の石」、イタリア館はレオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチなど、貴重な展示品が人気を集めているようだ。

このほか、万博のシンボル的な建造物である「大屋根リング」、実物大ガンダム像が見られる「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」も回答数が多かった。

情報収集はSNSが中心

また、万博に関する情報収集についての質問も設けられた。
情報収集には、Web検索よりもSNSを活用する傾向にあった。 特に多かったのは、Instagramの39.8％だ。ナイル株式会社によると、ビジュアル重視で万博へ行った人の体験をそのまま見られる点が役立ったのではないかと言う。

検索内容としては「混雑具合」が37.6％と最も多く、次いで「万博の評判」が34.9％だった。
開催前の賛否両論を受け、実際にスタートしての評判を来場前にチェックする層がいるようだ。しかし本調査の結果から、大阪・関西万博の滑り出しは順調だと言える。