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国際表彰制度「グリーン・デスティネーションズ・アワード」を4地域が受賞

持続可能な観光を表彰する「グリーン・デスティネーションズ・アワード」が発表された。世界各地の観光地が受賞する中、日本からも4地域が選ばれている。この賞を受賞した地域は、国際的な評価の向上と誘客が期待できるという。

グリーン・デスティネーションズ・アワードとは

グリーン・デスティネーションズ・アワードは、オランダに本部を構える国際団体「グリーン・デスティネーションズ」が実施している。
グリーン・デスティネーションズが定めた基準に基づき、持続可能な観光についての取り組みを審査するものだ。基準は「自然と景観」「文化と伝統」など、6つのセクションにわたる。
近年、観光にもサステナビリティを求める傾向は欧米を中心に高まっているようだ。アワードの受賞は第三者機関が認めた「持続可能な観光」の証と言え、こうした客層へのアピールポイントとなり得る。

日本から4地域が受賞

2024年10月現在、世界の61地域がグリーン・デスティネーションズ・アワードを受賞している。このうち、日本の4地域が2024年のアワードを獲得した。

【ゴールド賞】岩手県釜石市

岩手県釜石市は、2023年にもシルバー賞を受賞している。
同市はプラスチックを使用しないイベント開催のほか、観光従事者を増やすための教育にも力を入れており、日本初のゴールド賞へのランクアップを果たした。

【シルバー賞】愛媛県大洲市

媛県大洲市は、かねてから市内に残る町家や古民家といった歴史的資源をまちづくりに活かしている。この取り組みが評価され、ストーリーアワードの「文化・伝統保存」の分野で世界1位に選ばれた。

【シルバー賞】香川県小豆島(小豆島町・土庄町)

香川県小豆島は、国の文化財にも指定されている「小豆島歌舞伎」の継承をするなど、文化・伝統に関する取り組みが評価された。
また、車いすのまま海水浴ができる「ユニバーサルビーチ」は社会福祉の観点から高い評価を受けている。

【シルバー賞】岐阜県高山市

環境と気候、文化と伝統などで得た岐阜県高山市は、中部地方では初のアワード受賞となった。
特に評価された取り組みのひとつが、豊かな自然を活かした木質バイオマスや小水力発電だ。
今回の4地域の受賞により、北海道ニセコ町を含む5地域がアワード受賞経験のある市町となった。各地の国際的なブランド力向上が期待される。

会社名 グリーン・デスティネーションズ・ジャパン
代表者名 青木 真郎(代表)
事業内容 観光地に対する国際認証・表彰制度の策定、実施、および認証取得に向けた研修、支援、評価に関するサービスの提供
設立 2023年11月
設立 https://greendestinationsjp.org/

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