環境と物流の課題解決へ「再生ストレッチフィルム(機械巻き)」を発売
プラスチック資源の循環事業を行なう株式会社パンテックが、通販などに使用されるストレッチフィルムの新商品を発売した。再生プラスチック原料の使用や機械巻きへの対応など、環境と物流問題のどちらにも配慮した商品だ。
物流に欠かせないストレッチフィルム
ストレッチフィルムとは、梱包物の荷崩れを防ぐために使用される。防水・防塵効果があり、どんな形にも対応できるため物流業界で重宝されているものの、使い捨てによる環境負荷が課題となっていた。
また、トラックドライバーの労働時間削減やなり手不足などによる「2024年問題」が物流に与える影響も大きい。そこで、これまで手巻きで行なっていたストレッチフィルムは非効率という見方も増えてきている。
再生ストレッチフィルムの魅力
環境負荷や物流業界における「2024年問題」に対応すべく、発売されたのが再生ストレッチフィルムだ。本品はパンテックが展開する「Filmate」シリーズの新商品にあたる。 国内の使用済みストレッチフィルムを回収・再生原料化して作られているため、従来の商品に比べてCO2排出量を29.3%抑えられるという。* * 一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)のライフサイクルアセスメント(LCA)実施ソフトウェア「MiLCA」を使用して算定。
さらに、ストレッチフィルムを手巻きから機械巻きにすることで、梱包の時間短縮による業務効率化が期待できる。労働時間や就業人口が減っている物流業界において、機械巻きのストレッチフィルムの需要は高まっているという。 パンテックは、「再生ストレッチフィルム(機械巻き)」をはじめとする「Filmate」シリーズによって、循環経済の実現を目指したいとしている。
会社名 | 株式会社パンテック |
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代表者名 | 黒木 慶一(代表取締役社長) |
事業内容 | プラスチックリサイクル・トータルプロデュース |
所在地 | 滋賀県大津市瀬田4丁目5番8号 |
設立 | 1996年4月 |
URL | https://www.pantechco.jp/ja-jp/ |